「マルエツ プチ」の新店が既存店から100mの”超至近距離”に出店した理由

阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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鮮魚寿司は港南シティタワー店で製造!

 総菜売場は、マルエツのデリカセンターやアウトパックの商品に加えて、港南シティタワー店で製造した商品を12便体制で供給を受ける。取材日には、同店の鮮魚部門で製造した「握りずし(さくら)」(同980円)や「大名さば(〆さば棒寿司)」(同398円)を販売していた。

港南シティタワー店で製造された鮮魚寿司

 そのほか、米飯ブランドの「まいごころ」から「3種のおこわの幕の内弁当」(同498円)、おかず系ブランドの「うまごころ」から「醤油香鶏旨唐揚げ」(100g 208円)などを販売する。

総菜売場に並ぶマルエツオリジナルブランドの総菜 

 自社製造のベーカリー商品は「マルエツ プチ 不動前店」(東京都品川区)から供給を受ける。

「焼きたて直送パン」と銘打ってベーカリー商品を集積 

 店内は限られたスペースながら、木目調の内装のイートインスペースが設けられている。カウンター12席、テーブル12席を備え、屋外のマンション併設のテラス席も利用できる。

木目調の椅子と机が並ぶ店内のイートインスペース

 以上の取り組みから、港南三丁目店は年商目標56000万円をめざす。

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記事執筆者

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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