オーケーが百貨店核の商業施設へ初進出、立川高島屋S.C.店の商品戦略

取材・文:大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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オーケー 立川髙島屋S.C.店

オーケー 立川髙島屋S.C.店

〒190-8507 東京都立川市曙町2-39-3 立川髙島屋S.C.内 B1階
電話:042-518-9056
JR中央本線・青梅線・南武線 「立川」駅より徒歩5分

見どころ
▶青果売場で充実させたギフト商品
▶液体凍結技術を生かし提供する刺身
▶実験的に販売する「銀座店限定商品」

二宮涼太郎
オーケー社長 二宮涼太郎「オーケーの経営方針のなかでも立川髙島屋S.C.店では『高品質』の部分に力を入れていきたい」

 オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は11月14日、東京都立川市に食品スーパー(SM)「オーケー立川髙島屋 S.C.店」(以下、立川髙島屋 S.C.店)をオープンした。同社で初めて百貨店の入る商業施設への出店を果たしている。年商目標は非公表。

 立川髙島屋S.C.店は、JR各線「立川」駅から北へ約300m、同日、髙島屋(大阪府)の連結子会社である東神開発(東京都)がリニューアルオープンした「立川髙島屋S.C.」の地下1階に出店している。オーケーはこれまでにも、同じく立川市内にある「オーケー立川若葉町店」など、東神開発が運営する商業施設へ出店してきた経緯がある。こうした関係性から今回も、テナント出店の打診を受けたかたちだ。

 最寄りの「立川」駅の1日平均乗降客数は14万4457人(2022年度)で対前年度比では10.4%増加。立川市の人口についても増加傾向にある。

 競合店としては、駅周辺の百貨店や商業施設に入るSMとして「クイーンズ伊勢丹立川店」や「東急ストア立川駅南口店」などがあるほか、「立川」駅から南西約200mに「肉のハナマサ立川店」がある。

 立川髙島屋S.C.店は、百貨店を核とする商業施設への出店であるものの、

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取材・文

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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