近畿圏8店舗目のセントラルスクエア業態!「ららぽーと門真店」の“尖った”MDとは

植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集者)
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既存店で人気の高価格帯商品もレギュラー化

 入口付近で展開する対面販売のジェラートは、東京・銀座のジェラート専門店「マリオジェラテリア」と共同開発をした商品を販売する。ライフオリジナルの「黒ごま」「抹茶」(いずれもSサイズ380円、Mサイズ580円)を含む、12種が揃うジェラートは乳化剤・安定剤を使用しておらず、一部は乳・卵不使用だ。

セントラルスクエアららぽーと門真店のジェラート

 さらに旗艦店である「セントラルスクエア西宮原店」(大阪府大阪市:以下、西宮原店)の実験販売で好評だった商品も販売する。たとえばインストアベーカリーでは高価格帯の「ホイップクロワッサン(ストロベリー)」(250円)や「クロワッサン(アーモンドチョコ)」(180円)が西宮原店で好評だったことを受け、ららぽーと門真店では対面販売コーナーでレギュラー商品化した。クロワッサンは店内で成形し、焼き上げている。

セントラルスクエアららぽーと門真店のクロワッサン売場

 こうした“尖った”品揃えを展開する一方で、プライベートブランド「ライフスマイル」をはじめとした価格訴求商品にも力を入れており、「ハレの日はもちろんのこと、日常的にも使っていただける店をめざしていく」(広報担当者)。

 ららぽーと門真店は年間売上目標を30億円に設定し、さらに近畿圏の旗艦店となることをめざす。開店当初、40億円を目標としていた西宮原店が今では年商約70億円に成長していることを踏まえると、売上目標の達成は難しいことではないだろう。近畿圏では8年ぶりとなる「セントラルスクエア」業態の今後に期待が集まる。

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記事執筆者

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。関西のグルメ雑誌の編集部に所属後、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。日本酒、特に関西の地酒好き。趣味は、未知のものを食べること。「口に入れてから考える」ことをモットーに、日々さまざまな食べものを味わっている。

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