好調マミーマートが茨城県ひたちなか市に初出店!【今週の大店立地法速報】
DCSオンライン編集部の調べによると、今週1週間(8月21日~8月27日)で新規に確認できた大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく届出情報は7件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降、各自治体が届出状況を公表している。今週はどのような新情報があったのか。DCSオンライン編集部が独自に収集したデータを確認していく。

今週、届出を新規に確認できたのは7件だった。今週も、出店意欲旺盛なドラッグストア、ディスカウンターが多く、ドラッグストアからはクスリのアオキ(石川県)、コスモス薬品(福岡県)、ザグザグ(岡山県)の届出が確認できた。クスリのアオキは山形県米沢市と香川県さぬき市にそれぞれ1店舗、コスモス薬品は岐阜県岐阜市に、ザグザグは本部を置く岡山県岡山市内に出店する。
ディスカウント勢からはトライアルカンパニー(福岡県)、大黒天物産(岡山県)がそれぞれ1店舗を出店。トライアルカンパニーは福岡県北九州市に「スーパーセンタートライアル若松店」、大黒天物産は大分県中津市に「ラ・ムー中津店(仮称)」をオープンする。両チェーンとも圧倒的な安さに加えて、近年は生鮮強化を鮮明に打ち出しており、出店地周辺の既存食品スーパーは大きく影響を受けるのは間違いないなさそうだ。
今週の注目はマミーマート(埼玉県)だ。茨城県ひたちなか市に新設予定の複合商業施設内に新規出店することが明らかになった。届出上の出店時期は2026年4月となっている。
2024年8月に約3年ぶりの新店となる「生鮮市場TOPコーナン京葉船橋店」をオープンして以来、怒濤の出店攻勢をかけるマミーマート。同社は中期経営計画の中で今期(2025年9月期)は6店舗、来期(2026年9月期)は9店舗を新規出店することを公表しており、足元では今月23日に「生鮮市場TOP羽村店」(東京都羽村市)をオープン。今秋には、宇都宮市初出店となる「生鮮市場TOP!アクロスプラザ宇都宮インターパーク店」、そして茨城県1号店「生鮮市場TOP龍ケ崎サプラ店」(茨城県龍ケ崎市)を出店することが判明している。
既存店改装も注力中で、今週末30日には埼玉県さいたま市の「マミーマート東大宮店」を改装し、ディスカウントフォーマット「マミープラス東大宮店」としてリニューアルオープンする予定だ。
ひたちなか市初出店となる今回の新店がどのフォーマットになるかは明らかになっていないが、立地を踏まえると、同社が近年力を入れる生鮮強化フォーマット「生鮮市場TOP!」となる公算が大きい。茨城県南部に続き県央部と、まさに関東一円へと商勢圏を広げるマミーマート。25年10月には、マミーマートホールディングスとして持株会社体制への移行も予定する。商勢圏拡大となれば、M&A(合併・買収)の可能性も広がっていくだろう。







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