横浜駅直結の「ビオセボン ジョイナス店」がオープン オーガニック、ヴィーガン食の流行を捉えた売場づくりを解説
狭小店舗ながらも充実の品揃え
それでは、店舗を具体的に見ていこう。店舗面積は26.4坪で、酒類・冷凍食品・店内調理品を除く2236SKUを取り扱う。これは、同時期にオープンした店舗面積約70坪の「ビオセボン 恵比寿店」(東京都渋谷区)が、酒類などを含めて2683SKUであることと比較すると、さほど遜色のない品揃えだ。
陳列の工夫としては、通路からよく見えるエンドに、ビオセボンの定番商品である植物性ミルク「イソラビオ」シリーズを配置。向かいの横浜高島屋でパンなどを購入したお客が合わせて購入しやすいよう、250mlサイズのものを多く陳列した。イソラビオは手軽に取り入れられるオーガニック、ヴィーガン食として最近とくに人気が高まっており、なかでもアーモンドミルク(無糖)が最も売れ行きが良いという。
また、店舗入口の目立つ場所には、同じく6月にオープンしたばかりのオンラインショップで人気のアイテムや、SNSで話題になった商品を集めた棚を設けた。ラインアップを見ると、クッキーなどの焼き菓子やコーヒー、パスタなどが現在人気を集めていることがわかる。この棚は、オンラインショップでの売れ筋などに合わせて定期的に商品を入れ替えていく予定だ。