久々の出店はピロティタイプの小型店! 「スーパーベルクスお花茶屋店」レポート

矢野清嗣
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1都2県で食品スーパーを展開するサンベルクス(東京都/鈴木秀夫社長)は2023年4月1日、東京都葛飾区初出店となる「スーパーベルクスお花茶屋店」(以下、お花茶屋店)をオープンした。記事前編では同店の生鮮売場をレポートした。後編では日配、加工食品、酒類などの売場を見ていこう。

スーパーベルクスお花茶屋店の外観

堅実な商品構成とタイムリーな価格訴求

 日配は入口側から見て左サイド奥側に和日配、手前側に洋日配を配置。和日配は壁面36尺で「中華総菜」「麺」「漬物」、その対面の平場44尺で「豆腐」「水物」「納豆」「卵」を配置する。「豆腐」「揚げ」にスペースを広く割いており、扱い商品も多い。「相模屋・なめらか木綿400ḡ」「同・なめらか絹400g」(各59円)をメインに、こだわり商品も充実させている。ケース下段では「マック食品・宮城白芽充填とうふ150g×2」(99円)など価格訴求する。

 納豆は8尺31品目の扱いで、下段は「タカノフーズ・極小粒ミニ50g×3」「朝一番・小粒納豆50g×3」(各69円)、「オーサト・雪誉45g×3」(99円)を訴求品とし、こだわりでは「金砂郷食品・粢」(199円)をラインナップする。

スーパーベルクスお花茶屋店の売場レイアウト

 洋日配は壁面48尺冷蔵ケースで「チルド飲料」「乳製品」を展開する。「スイーツ」「ヨーグルト」は平場で、「プレーンヨーグルト」は「トモヱ乳業・北海道プレーンヨーグルト400g」(99円)ベースに、「フジッコ」「日本酪農協同」「ヤスダヨーグルト」「湯田牛乳公社」「安曇野食品工房」などこだわり商品を豊富に揃える。

 冷凍食品は、希望小売価格から5割引をベースに、冷凍餃子では「味の素冷凍食品・ギョーザ12個」「イートアンドフーズ・大阪王将羽根付き餃子12個」(各179円)に「マルマツ・浜松餃子30個」(799円)などのほか韓国産3品目を含む16品目を扱う。アイスクリームは売れ筋中心の品揃えであるようだ。
 
 お花茶屋店は生鮮と日配を重視した構成で、売場や販促に“派手さ”はないものの、堅実な商品構成とタイムリーな価格訴求によって商品がよく回転しており、スタッフは補充に追われている様子だ。

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