チリワイン市場、コスパのよさだけじゃない!品質の高さもチリワインの魅力

山田 陽美
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1000円以上のチリワインのシェアが年々拡大中

 チリワインでは、日常のちょっとした贅沢が味わえる1000円以上のワインが好調だ。グラフ②の「チリスティルワインフルボトル(1000円以上)販売金額シェア」をみると、20年のシェアが12.3%なのに対し、22年は13.2%まで上昇している。コストパフォーマンスのよさだけでなく、チリワインの品質のよさも認められはじめているようだ。

チリスティルワインフルボトル(1000円以上)販売金額シェア

 そのなかでも好調をキープしているのが「カッシェロ・デル・ディアブロ」。認知・トライアル率・リピート率ともに拡大しており、21年から2年連続で伸長している。「ディアブロ」の認知を広げているのが、SNSを活用したキャンペーンや「盗み飲みされるほど美味しい」という興味を喚起する首かけPOPなど。店頭での訴求でトライアル促進につながっている。23年も引き続き、効果の高い首かけのほか、興味関心をひく販促物を用意してトライアルを獲得していく。また、「フロンテラ プレミアム」と連携したキャンペーンやブランド横断POPで購買を促進し、チリワインに対するプレミアムのイメージを形成するのがねらいだ。

 チリワインはコストパフォーマンスの高さだけでなく、品質でも世界的に評価されている。中価格帯のワインの品揃えを強化し、店頭でその魅力を伝えることで、単価アップが図れ、ワイン市場全体の活性化につながる。輸入スティルワインで最大のシェアを誇るチリワインを盛り上げていくことがワイン市場の再成長につながることは間違いない。

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