ハム・ソーセージ市場、内食需要が落ち着いたことで金額・数量PIともに前年割れ
おつまみやトッピングに焼豚切り落としが好調
加工肉カテゴリーで22年に伸長したのが焼豚。焼豚の期間通算の金額PIは1603円で対前年同期比4.2%増。月別の金額PIをみても8月以外は前年を上回って推移している。
とくに好調なのが切り落としタイプ。在宅勤務で昼食としてチルドや冷凍ラーメンが人気で、そのトッピングとして切り落とし焼豚が利用されている。ラーメンのトッピングに特化した商品も発売されており、チルド売場での関連販売も好評だ。角切りタイプやスライスタイプなど、料理によって使い分けできるラインアップとなっている。
今年4月にもハム・ソーセージの値上げが発表されていることから、厳しい状況が続くことが予想される。若年層の取り込みに加え、食シーンやメニュー提案など、食卓登場頻度が高まる提案が今後も求められている。