韓国食品トレンド、新店から韓国食品の展開事例を紹介 専用コーナーは多様化傾向
韓国食品ブームが続いている。韓国焼酎や、キムチ、韓国のりなどのおなじみの商品に加え、調味料や菓子類などと商品分野は多様化しており、「K-フード(Korea Food)」専用コーナーを設置する動きも活発。さまざまな商品が日本でも存在感を高めている。最近の新店から、韓国食品の展開事例を紹介する。
グロサリーや日配で“韓国”関連コーナーを展開
韓国食品は、韓流ドラマやK-POP人気などを追い風に市場拡大傾向が続いている。店頭での存在感も高まってきたが、最近の傾向としては、専用コーナー化して露出度を高める動きが顕著だ。一方、従来のキムチ売場と関連付けしたかたちで韓国食品のアイテムを展開する傾向も強まっている。
さまざまな展開事例を、この1年ほどの新店から見ていこう。
「イオンフードスタイル豊中庄内店」では、「KOREAN FOOD 韓国食品」コーナーをグロサリー売場に設置し、ボードを掲示。菓子類やカップ入りのトッポギなどを展開する。
また「マルエツ板橋南町店」は、戦略的に韓国食品の強化に取り組んでおり、酒類のほか、日配や冷凍食品、菓子類などで韓国専用コーナーを設置している。催事スペースでも、ショーケースで「おうちで韓国気分!」「やみつきの美味しさ 韓国食材」などのボードを掲げ、訴求を強化している。
一方「フードスクエア友部旭町店」は、日配売場で韓国麺コーナーを展開。冷麺やラポッキ(ラーメントッポギ)を集約して陳列している。
「西友和光市駅前店」も、キムチを含む韓国食品を専用コーナー化。ショーケースに「韓国料理」コーナーを設け、ボードで「韓国キムチ・おかず」の表示を行い、トッポギや冷麺など、キムチ以外の韓国食品を展開している。
「サミットストア御徒町TAKEYA1店」では、エスニックコーナーと関連するかたちで韓国食品を集約。プルコギソースや、チヂミのたれなどの調味料類を展開するほか、壁掛け什器でトッポギを大量展開している。