米の代わりに使う「米化」で人気急上昇!オートミール市場は健康感と汎用性で市場は拡大傾向
多種多彩な商品が登場、市場はさらに活性化
こうしたトレンドを受けて、メーカー各社ではオートミール市場をさらに盛り上げようと取り組んでいる。
まず、オートミール市場のリーディングカンパニーである日本食品製造は、今年3月、米の代わりとして電子レンジで簡単に“米化”することができる「日食 プレミアム ピュアトラディショナル オートミール」を発売した。和洋中、幅広いアレンジが可能なため、毎日の主食として利用できるのが魅力だ。
“米化”に適したオートミールといえば、ライスアイランドの「マルチオートミール」も挙げられる。パッケージにも「米・パンの糖質置き換えプログラム」と入れて、視認性を高めている。ごはん料理のベースとして、クッキーなど製菓材料として、文字どおりマルチに使えることを強みにアピールしていく考えだ。
一方、初めてオートミール市場に参入するのが日清シスコだ。日本ではまだまだオートミールは浸透していないことから、手軽にトライできるように、今年9月「おいしいオートミール トマトクリームリゾット風」と「おいしいオートミール チーズクリームリゾット風」の2品を投入した。なじみのある味に仕上げることで、エントリー層が抱くオートミールの食べ方やおいしさの不安を解消する。
ほかにも、多種多彩なオートミールが各社から登場しており、消費者の健康志向の高まりを背景に市場はさらなる拡大が期待できそうだ。