ベイシア、「アセロラ真鯛」の本格販売を開始、試験販売で高評価
北関東を中心に食品スーパー136店舗を展開しているベイシア(群馬県前橋市)は、アセロラの搾りかす粉末を配合したエサで養殖した「アセロラ真鯛」の本格販売を始めた。昨年(2021年)11月に試験販売を行ったところ、アセロラの抗酸化作用による食味向上で購入客から高い評価を得たことから、本格販売に踏み切った。
2月26日からベイシアマートを除く全店舗で販売を始めた。販売期間は2カ月程度を見込んでおり、売り切れ次第、販売を終了する。価格はサク100gが537円(税込)、刺身6切れが429円、生寿司単品(5貫)が429円。
アセロラ真鯛は近畿大学とニチレイが共同開発したもので、昨年の試験販売では近畿大学発のベンチャー企業であるアーマリン近大が養殖した商品を販売したが、今回はそれに加えて、養殖業者の堅田漁協(和歌山県)および飼料メーカーと連携し、初めて商業ベースで生産した商品を販売する。
今回販売するアセロラ真鯛は、人工種苗による持続可能な養殖魚であることを証明する第三者認証「SCSA認証」を申請中だ。
昨年11月16日から28日の試験販売期間中に実際に商品を購入したベイシアアプリ会員約600人にアンケートを行ったところ、食味については約76%が「満足」「やや満足」と回答した。