アイリスオーヤマは1月17日、国内生産した除菌ウェットティッシュを発売した。商品名は「除菌ができるウェットティッシュ」で、全国のドラッグストアや自社のEC(インターネット通販)サイトを中心に販売する。
これまでは中国の工場に生産を委託していたが、宮城県角田工場(角田市)の一部を改修して生産設備を導入、除菌ウェットティッシュの国内生産を始めた。国内工場で内製化することで、有事の際のサプライチェーンの寸断を回避し、商品を安定供給できるようにする。
発売したのは、厚みがあって破れにくく室内の掃除に適した「凄厚シリーズ」(65枚入り、税込480円)と、普段使いに適した「大容量シリーズ」(100枚入り、450円)で、それぞれアルコールタイプとノンアルコールタイプをラインアップした。
角田工場での除菌ウェットティッシュの生産能力は月産80万個。同社は2020年7月から同工場でマスクの国内生産も行っている。