「レノア」「アリエール」「ボールド」がこの人口減の日本で成長できている秘密
―液体タイプの柔軟剤についてはいかがでしょうか?
大平:液体タイプの「レノア」については3月下旬に「レノア超消臭1WEEK」シリーズをフルリニューアルしました。中でも「部屋干しおひさまの香り」と「SPORTSフレッシュシトラスの香り」の2品は洗濯製品初の湿気バリア成分(※1)を新たに配合し、カビ臭や雑菌臭、生乾き臭をブロックすることで、さわやかな仕上がりを実現します。
ニオイの原因となるアミノ酸と菌が結びつく作用を防ぐこのテクノロジーを、TVCMをはじめとしたコミュニケーションでもしっかりと発信していきます。さらに「レノアオードリュクス」もパッケージを含め、4月にフルリニューアルを行いました。「レノアオードリュクス」は最高のお洗濯体験を実現・感じていただくために、洗濯中・後だけではなく、着用中のシーンでも感じる事ができる上質な香りに加え、高級感のあるパッケージへと進化しました。

―コロナ禍以降、消費者の香りに対するニーズも多様化しているように感じます。
大平:そうですね。近年は香水の代わりに柔軟剤を使用するという方も増えており、リニューアルした「レノアハピネス夢ふわタッチ」シリーズは、シャインマスカットやホワイトムスクなどの香りも集めています。従来のファブリックケアで使用されてきた香りではなく、その枠を超えた新たな香りを展開したことで、消費者の選択肢は広がり、新たな柔軟剤の可能性を見出すことができたと感じています。
また、香りに対する異なる好みに合わせて、微香などの香りを控えめにした製品も展開することで、より幅広い消費者に柔軟剤を手に取っていただけるよう取り組んでいます。
「アリエール」「ボールド」「ジェルボール」
ニーズに合わせた多彩なラインアップ
―衣料用洗剤カテゴリーのマーケティング戦略を教えて下さい。
大平:まず今年2月に「アリエールジェルボールプロ」シリーズをリニューアルしました。今回のリニューアルでは4層構造のうちの1層に「漂白剤つけ置きパワー(※3)」を注入することで、40℃のお湯で30分間、漂白剤につけ置きした後に液体洗剤(※4)で洗濯するのと同等の洗浄・消臭力を実現。同品は多くのバイヤー様から高い評価をいただいており、“完全楽スゴ洗剤”をキャッチコピーに、ジェルボールならではの簡便性と高い機能性を伝えていきます。









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