25年5月15日号 「オーケー後」の関西小売

ダイヤモンド・チェーンストア2025年5月15日号「乱戦が促す革新と淘汰 『オーケー後』の関西小売」

オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)の関西進出からおよそ5カ月が経過しました。大きな注目が集まるなかで関西上陸を果たした同社は、関東で培ったEDLP(エブリデー・ロープライス)を武器に、開店直後の熱気が落ち着いた後も好調な売上を維持。まだ2店舗と店数は少ないものの、着実に関西市場に根を張りつつあります。
一方、関西の地場チェーンも、競争環境の変化を確実にとらえ、自社の強みを軸に独自性をさらに磨き上げ、シェア拡大に向けた動きを強めています。変わりゆく関西小売市場で、オーケーと地場チェーン、それぞれが描く最新戦略を追いました。
特集内のインタビューには、オーケーの二宮社長、関西フードマーケットの林社長、万代の和久取締役と、キーパーソンがそろい踏み。熟読必須の内容です。

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編集後記

先日、ホームセンターの「ハンズマン」に行く機会がありました。この業界に入って約10年。恥ずかしながら初の訪問です。
 行ったのは、2023年にオープンした大阪府松原市の「松原店」。約6000坪の壮大な売場に約28万の品揃え、「誰が買うのだろう」というユニークな商品。どれもが新鮮でしたが、何より印象的だったのは、VMDや陳列など来店客に楽しんでもらうための売場づくりの工夫です。
 ECが当たり前になった時代、わざわざお店に来てくれたお客にどう喜んでもらうか──ヨークベニマルの「野越え山越え」にも通じるような、小売業の原点とは何かを考えさせられる売場でした。仕事に行き詰まったときに訪れたいお店です。

(小野)

 ダイヤモンド・チェーンストア編集部に異動して、1カ月が経ちました。今号ではオーケー新座石神店を担当いたしました。
 趣味が料理ということもあり、普段からスーパーマーケットやディスカウントショップをよく利用していますが、オープン日に足を運んだのは初めてで、初日の活気あふれる店内の様子には大変驚かされました。オーケーを訪れるのも今回が初めてだったため、商品の価格設定や品揃えはとても新鮮で、記者としてだけでなく、いち消費者としても非常に興味深かっ
たです。まだ駆け出しではありますが、取材を通じて得た現場の気づきを読者の皆様にお届けできるよう努めてまいります。

(小笠原)

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