発売以来、ネット通販で大ヒット!「のむシリカ(Qvou)」がいよいよ小売業界に本格進出
緻密に計算されたマーケティングでファン拡大
そんな優れた効果を期待できる「のむシリカ」を、Qvouではこれまでインターネット通販に特化して販売してきた。認知獲得のために活用したのは、BS放送やCS放送のテレビCMだ。
「『のむシリカ』のメインユーザーは40~60代の主婦層。美容と健康のために、体の中に取り入れるものにもこだわる層です。そうした人たちの多くが視聴する韓国ドラマや中国ドラマの合間に当社のCMを大量投下することで認知を広げていきました」(久保氏)
その結果、図表に示すように販売箱数は右肩上がりだ。累計販売本数は5000万本以上。競合他社のミネラルウオーターに比べて約2倍の価格であるにもかかわらず、だ。
「当社では、一度ご契約いただくと、毎月定期的に『のむシリカ』をご自宅に届けるサブスクリプション制をとっています。よくある“期間のしばり”を設けておらず、いつでも変更・停止ができます。しかしながら、残存率が一定の水準を保っているのは、お客さまが『のむシリカ』の効果を実感していらっしゃる証だとみています」(久保氏)
一方で、次の時代のユーザーとなる若年層の取り込みにも力を入れている。20~30代に認知度が高いインフルエンサーを通じて「のむシリカ」の魅力を発信したり、若い世代に人気の総合格闘技の「RIZIN」のスポンサーになったりなど露出を高めている。
今や知る人ぞ知る存在の「のむシリカ」が、ついに小売業界に本格進出することとなった。そのねらいは二つ。まず、既存ユーザーからのニーズに応えるためだ。「出先でも買えるようにしてほしい」「最寄りのスーパーに置いてほしい」という声は年々増えている。そしてもう一つは新規顧客の獲得だ。「テレビCMで見た商品をスーパーで買いたい」という人は多く、こうした人たちをきちんと取り込むことが、さらなる成長のカギと同社ではとらえている。
「私たちがめざすのは、日本初の高級天然水市場の創出。そのためにも、ぜひ小売業の方々と連携していきたいと考えています。コスト競争ではなく、商品力とマーケティング力で選ばれている『のむシリカ』だからこそ、小売業の売上拡大に貢献できると自負しています」と久保氏。飲料売場に大型ヒット商品が出現する日は近そうだ。
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