[12日 ロイター] – 中国のインターネット検索大手百度(バイドゥ)が12日発表した第2・四半期(6月30日まで)決算は、総収入がアナリスト予想を上回った。広告売上が回復したほか、人工知能(AI)やクラウド製品への需要が高まった。
また、最高財務責任者(CFO)のハーマン・ユー氏を最高戦略責任者(CSO)に任命したと発表した。ユー氏は後任が見つかるまで引き続きCFOを務める。
第2・四半期は傘下のストリーミングサービス、iQiyi(愛奇芸)の広告収入が15%増加。会員数は6月までに1億0620万人に達した。オリジナルコンテンツの増加が寄与した。
第2・四半期の総収入は313億5000万元と260億3000万元から増加し、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の309億6000万元を上回った。
中国規制当局はデータセキュリティーやユーザーのプライバシーを巡りバイドゥへの監視を強化しているが、ロビン・リー会長兼最高経営責任者(CEO)は、監視の目は厳しくなったが、同社の業務への悪影響はまだ見られないとした。