[27日 ロイター] – 米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が27日発表した第2・四半期決算は、利益と売上高が共に市場予想を上回った。eコマースの宅配に加え、新型コロナウイルスワクチンなどの医薬品関連の輸送事業が好調だった。
特別項目を除く1株利益は3.06ドルと、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の2.82ドルを上回った。
総売上高は14.5%増の234億2000万ドル。市場予想は232億4000万ドルだった。
中核の米国内事業の売上高は10.2%増。海外事業も30%急増。とりわけ欧州が好調だった。
しかし、コロナ禍を背景とした好調な勢いが失速しつつあるという懸念から、UPSの株価は午前の取引で約7.6%下落した。