インド小売業団体、米アマゾンの携帯販売慣行の調査を要請

ロイター
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アマゾンのロゴ
3月1日、インドの携帯電話販売店15万店を代表する小売業の団体「All India Mobile Retailers Association(AIMRA)」は、モディ首相に対し、インド国内における米アマゾンの事業慣行を調査し、同社の1日あたり販売台数に上限を設けるよう要請した。 写真はアマゾンのロゴ。フランスのボーヴで2018年8月撮影(2021年 ロイター/Pascal Rossigno)

[ニューデリー 1日 ロイター] – インドの携帯電話販売店15万店を代表する小売業の団体「All India Mobile Retailers Association(AIMRA)」は、モディ首相に対し、インド国内における米アマゾンの事業慣行を調査し、同社の1日あたり販売台数に上限を設けるよう要請した。

首相に宛てた書簡でAIMRAは、インドの厳格な外資投資制限を迂回するため、アマゾンがインド部門プラットフォーム上に出店している販売業者に対し、数年にわたり優遇措置を与えていたことを報じた先月のロイター記事を引用。

その記事が引用したアマゾンの内部文書についてAIMRAは「アマゾンがインド国内で規制当局や政治家を巧みにかわす戦略を用いて事業を行っていたことが暴露された」と指摘。その上で、アマゾンの事業慣行を巡る調査を行うまで「国内の全ての事業活動を一時停止」するよう求めた。

アマゾンは、マーケットプレイスに出店している販売業者のいずれに対しても優遇措置は与えていないと表明した。

アマゾンと首相側からのコメントは得られていない。

小売業界はモディ首相にとって重要な支持基盤となっている。

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