ノバルティス、通年の利益見通し引き上げ 第3四半期は8%増益

ロイター
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ノバルティスのロゴ
10月27日、スイス製薬大手ノバルティス は、2020年通期の営業利益ガイダンスを小幅に上方修正した。写真はノバルティスのロゴ。パリ近郊で4月撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[チューリヒ 27日 ロイター] – スイス製薬大手ノバルティス は27日、2020年通期の営業利益ガイダンスを小幅に上方修正した。医療システムが新型コロナウイルス感染拡大の第2波に対し前回よりもうまく機能できるとの予測が背景にある。

2020年通年の営業利益は2桁台前半から半ばの伸びになると予想。前回見通しは2桁台前半としていた。売上高は前回と変わらず、1桁台半ばの伸びとした。

第3・四半期の中核純利益は8%増の34億7000万ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の33億2000万ドルを上回った。売上高は1%増の123億ドルで、アナリスト予想の127億ドルには及ばなかった。

ナラシンハン最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で通年見通しが未達になる可能性は認識しているとしながらも、医療機関は第1波の教訓から、同じことを繰り返したくないという強い思いを持っている、と指摘。年初の感染拡大期には、ロックダウン(都市封鎖)により治療が後手に回り、同社の医薬品売上高に打撃を及ぼした。

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