[ブリュッセル 14日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が14日発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比12.1%減と過去最大とマイナスとなった。
ロイターがまとめたアナリスト予想と一致した。
前年同期比では15.0%減とこちらも市場予想と一致した。
同時に発表した6月の貿易収支(季節調整前)は黒字額が212億ユーロ(250億ドル)と前年同月の194億ユーロから増加した。輸出入ともに減少したが、輸入の減少幅のほうが大きかった。
市場予想は126億ユーロの黒字だった。
輸入は12.2%、輸出は10%それぞれ前年比で減少した。
EU全体の貿易収支は207億ユーロの黒字となった。ユーロ圏と同様に輸入の減少幅が輸出の減少を上回った。
国別では英国、米国との貿易額が大きく落ち込む一方で、対中貿易は小幅な減少にとどまった。
また統計局によると、第2・四半期のユーロ圏就業者数は前期比2.8%減と1995年の統計開始以来最大の減少となった。