米3MがN95マスクを6月に月間5000万枚に増産、来年は20億枚に

ロイター
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3Mのマスク
3月31日、米複合企業スリーエム(3M)は、医療現場などで使われる高機能マスク「N95」の国内生産を6月には月間5000万枚に増産する見通しを示した。写真は3Mのマスク。ミネソタ州の同社施設で4日撮影(2020年 ロイター/Nicholas Pfosi)

[31日 ロイター] – 米複合企業スリーエム(3M)は31日、医療現場などで使われる高機能マスク「N95」の国内生産を6月には月間5000万枚に増産する見通しを示した。

3Mはまた、来年中にN95マスクの年間生産を前回の発表から再度倍増して、世界で20億枚生産する意向だ。

米厚生省は、今後1年半以内に戦略的国家備蓄向けにマスク5億枚の購入を目指しているとされる。

3Mは複数の関連企業と協力し、N95マスクを安全に再利用することで使用期間を延ばす方法を模索している。

同社はさらに、米自動車大手フォード・モーターと手を組み、空気清浄マスクの生産を向こう2─3カ月で6倍に増やす計画だ。

フォードはミシガン州の工場で、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と協力して、今後100日間で人工呼吸器5万台を生産すると発表している。ゼネラル・モーターズ(GM)は、インディアナ州ココモ工場で夏までに月間最大1万台の人工呼吸器を生産する計画。

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