米アマゾン、今年の自社流通網による配達は35億個の見通し

ロイター
Pocket

米ニューヨークのアマゾン荷物
12月19日、米アマゾン・ドット・コムは、自社流通網を通じて世界で配送する2019年の顧客向け貨物が35億個になるとの見通しを示した。写真は米ニューヨークで7月25日撮影(2019年 ロイター/Lucas Jackson)

[19日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは19日、自社流通網を通じて世界で配送する2019年の顧客向け貨物が35億個になるとの見通しを示した。

アマゾンは自前の配達用航空機やトラック、バンのネットワークを拡充しており、フェデックスやユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)など宅配大手にとって、長期的な脅威となる可能性があるとみられている。

フェデックスは今夏にアマゾンとの提携を終了。一方、UPSは数百万個のアマゾンの貨物配達を継続している。

前週に公表されたモルガン・スタンレーの分析によると、2018年にアマゾンが自社の物流網で配達した貨物は同社貨物全体の約20%、今年1─8月にはその比率が約46%となった。2022年までに、同社は65億個の貨物を自社の物流網で配達すると推定されるという。

アマゾンは現在、米国内に150カ所の配達拠点を持ち、9万人超を雇用している。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態