国際企業各社、ウクライナでの事業停止 一段の対ロ制裁に身構え
[24日 ロイター] – デンマークのビール大手カールスバーグや清涼飲料ボトラーのコカ・コーラHBCなど国際企業各社が、ウクライナでの事業を停止した。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、西側諸国による一段の対ロ制裁に備える動きが出ている。
カールスバーグは、ウクライナにある3醸造所で全ての生産を停止。コカ・コーラHBCは工場停止を含む緊急時対応計画を発動したと発表した。
米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)と米宅配大手フェデックスはウクライナ国内外向けサービスを停止した。
海運大手APモラー・マースクも、2月末までウクライナへの寄港を停止し、黒海沿岸のオデッサの主要事務所を閉鎖した。
一方、ロシアへのエクスポージャーを持つ多くの企業は、欧米の制裁措置がどの程度広範囲に及ぶか、より明確になるのを待って行動する方針。