イズミが発表した2021年3〜5月期の連結業績は、営業利益が前年同期比24.2%増の78億円だった。前年同期は新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んでいた衣料品や住関品、テナント専門店などの売り上げが回復し、営業収益は10.7%増の1649億円となった。感染症関連の特別損失が減ったことで、純利益は52.7%増の50億円に増えた。
イズミ単体の既存店売上高は、食料品が0.1%の微減だったが、衣料品と住関品を合わせた「ライフスタイル」が17.7%増、テナントが36.9%増となり、全体では15.9%増と2ケタの伸びを示した。
電子マネーやクレジットカードなど小売周辺事業もキャッシュレス決済の取扱高が増えたことで、営業利益は49.1%増の8億円となった。
22年2月期の連結業績については、営業収益が前期比6.1%増の7214億円、営業利益が2.6%増の367億円、純利益は1.9%増の235億円を見込む。従来予想から変更はない。