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ニトリHD、3〜11月期の営業利益は40%増、既存店売上高は2ケタの伸び

ニトリホールディングス札幌本社のロゴマーク看板
21年2月期通期の連結業績については、従来予想を据え置いた。売上高は前期比9.4%増の7026億円、営業利益は23.7%増の1329億円、純利益は19.5%増の853億円を見込んでいる。写真は2016年10月、家具量販店大手のニトリホールディングス札幌本社のロゴマーク看板(2020年 時事通信)

 ニトリホールディングス(HD)が発表した2020年3〜11月期の連結業績は、売上高が前年同期比12.2%増の5401億円、営業利益が40.3%増の1185億円、純利益が33.4%増の767億円だった。

 新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり消費が続き、既存店売上高は10.9%伸びた。客数は3.1%減少したが、客単価が14.5%増となった。また、「ニトリネット」など通販事業の売上高(海外含む)が59.5%増の527億円と大きく増えた。為替レートが円高で推移したことから海外生産品の輸入原価が下がり、粗利益率は57.1%と2.3ポイント上昇した。

 店舗数は国内574店舗(アパレル11店舗を含む)、海外68店舗の計642店舗と20年3月期末に比べて31店舗増加した。

 21年2月期通期の連結業績については、従来予想を据え置いた。売上高は前期比9.4%増の7026億円、営業利益は23.7%増の1329億円、純利益は19.5%増の853億円を見込んでいる。

 なお、同社が島忠に対して実施しているTOB(株式公開買い付け)は12月28日が期限となっている。