週刊コンビニニュース ローソン、シフトの空きを埋める短期人材採用サービス「matchbox」の導入実験を拡大
1週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。ローソンは人手不足解消の取り組みとして、関東エリアの500店舗を対象に、関連会社のローソンスタッフが提供する短期人財採用サービス「matchbox(マッチボックス)」の導入実験を開始した。実験は12月12日勤務分から2021年2月末まで行い、検証結果を踏まえ、3月以降全国で導入を目指す。「matchbox」は、店舗側が就労時間の3時間前までに求人を行い、登録している求職者が自身の条件に合った店舗に応募、店舗側が応募者の中から実際に就労してもらう人を選ぶ仕組み。店舗側の直接雇用形態となり、店舗側は給与とローソンスタッフへの手数料を支払う。6月に埼玉県と神奈川県の計3店舗で行った先行実験では、募集した全10シフトすべてでマッチングが成立し、シフトの空きが解消されている(12月8日〜14日のニュースをまとめました)。
セブン-イレブン/ファミリーマート/ローソン
燃料電池小型トラック導入の取り組み開始
CVSチェーン大手3社とトヨタ自動車、日野自動車が共同で、地球温暖化抑制やエネルギー多様化などに対応した持続可能な社会の実現に向け、燃料電池小型トラック(FC小型トラック)の導入を視野に検討を進める。また、将来の普及に向けた環境整備に取り組むことで合意した。合意内容は以下のとおり。
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- FC小型トラック(最大掲載量3トン)の実用性・利便性の検証のため、2021年に走行検証を実施する。
- 複数の配送センターや店舗間物流でのFC小型トラックの配送が、ビジネス的・社会的視点で実用化できるかどうかの実証については、2022年以降に行えるよう検討を進める。
- 2022年以降も、使用実態を通じて、水素ステーションの配置、水素供給・充填能力や営業時間などの利便性、さらには車両購入や水素燃料代などの諸課題の洗い出しを行う。
- 国・自治体・水素ステーション事業者などとも協力し、将来のFCトラックの大量導入によるCO2排出量削減につながる有効的な仕組みづくりのため、必要な支援・協力体制などについて検討を進めていく。
ファミリーマート
「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」で優秀賞を受賞
環境省が主催する「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」の登録サポーターとして、レジ袋削減に取り組むファミリーマートが優秀賞を受賞した。同チェーンの現在のレジ袋辞退率は約77%で、年間約23億枚の削減を見込む。レジ袋を辞退した顧客に「ファミマエコスタンプ」を進呈し、30個貯まると対象商品のクーポンと交換できる取り組みも奏功した。
ローソン
「こども宅食応援団」通じて余剰食品を寄付
ローソンは、「店舗への納品期限を迎えてしまった商品(賞味期限は残っている商品)」などの余剰商品を、「こども宅食応援団」を通じて全国の食品の支援を必要としている家庭に寄付する取り組みを実施する。12月7日に「こども宅食応援団」と「寄贈品に関する合意書」を締結。プライベートブランド約5,500個のほか、オリジナルグッズ約1万3,000個を12月10日、応援団が連携する全国25団体へ寄贈した。これまでも「文京区こども宅食」「全国フードバンク推進協議会」を通じて余剰食材を寄付してきたが、取り組みを拡大するために窓口を増やした。
セブン-イレブン①
「玉子を添えた特製牛すき鍋」
<地域・期間限定>愛媛県愛南町の「真鯛」を使用した2品
<群馬県・栃木県・埼玉県(一部)>「濃厚デミのハヤシライス赤城和牛肉使用」
セブン-イレブン・ジャパンは、電子レンジで温めて食べる「レンジ鍋」の新商品「玉子を添えた特製牛すき鍋」(税抜580円)を、12月17日から順次発売する。ブームの「ひとり鍋」と人気が高まっている「牛すき鍋」に対応した商品で、牛肉をふっくら柔らかな食感に仕上げ、こだわりの割下をストレートのまま提供できるよう専用容器で提供する。
また同社は12月9日、愛媛県を代表する食材「真鯛」を使用したおにぎり「厳選米おむすび愛媛県産真鯛藻塩焼」(税抜160円)、お茶漬け「愛媛県産真鯛のだし茶漬け」(税抜320円)を四国4県と岡山県、広島県(一部)、鳥取県、島根県(一部)の店舗で発売した。愛南町産の「真鯛」の消費を促すことを目的に商品化した。
群馬県が誇る優良食材「赤城和牛」を使用した「濃厚デミのハヤシライス赤城和牛肉使用」を、セブン-イレブン・ジャパンは群馬県・栃木県・埼玉県(一部)の店舗で12月15日から発売する。特産品の「赤城和牛」の消費を促すことを目的に商品化した。税抜680円。
セブン-イレブン②
<茨城県・隣接エリア>茨城県の有料食材使用の2品
少人数用の「クリスマススイーツ」
セブン-イレブン・ジャパンは、茨城県が誇る優良な食材である「常陸牛」、「奥久慈しゃも」、「常陸秋そば」を使用した新商品2アイテムを、茨城県と隣接県内の一部店舗で12月15日から発売する。食材の消費を促すことを目的に、地域全体を盛り上げ生産者を応援する。
- 「濃厚デミのハヤシライス常陸牛肉使用」(税抜680円)
- 「奥久慈しゃも使用つくね蕎麦 常陸秋そば粉使用」(税抜648円)
また同社は、少人数用のクリスマススイーツを12月19日から25日までの期間限定で発売する。家族でも異なる味のケーキを食べたい「個食」ニーズに応え、人気の高い「ピエール・エルメシグネチャー」「FLO PRESTIGE PARIS」監修の商品のほか、ディズニーキャラクターのケーキやセブンプレミアムの各種ケーキを取り揃える。
ファミリーマート
「CoCo壱番屋監修 激辛!チーズカレーまん5倍」
「ココアホライズン認証カカオ」100%使用のチョコレート菓子
ノンシュガーチョコレートを使った菓子3種類
ファミリーマートは、中華まんシリーズで刺激的な辛さが特長の「CoCo壱番屋監修 激辛!チーズカレーまん5倍」(税込130円)を12月8日に発売。“ココイチ”の指定原料のカレーフレークとカレーパウダーを使用したスパイシーでコクのあるカレーに加え、ココイチ特製「とび辛スパイス」と唐辛子、黒胡椒を配合し刺激的な辛さに仕上げた。11月に発売した「CoCo壱番屋監修 チーズカレーまん」の5倍の唐辛子を使用した。
ファミリーマートは、世界的なチョコレートメーカーのバリーカレボー社が提供する、サステナブル原料「ココアホライズン認証カカオ」を100%使用したチョコレート菓子「ファミリーマートコレクション ストロベリーチョコ」(税込298円)と「ファミリーマートコレクション ピーカンナッツチョコ」(税込250円)を12月8日に発売。ココアホライズン財団認証のカカオ原料を使用することでカカオ生産者を支援し、地球環境の保護や児童労働の撲滅に貢献する。
12月15日からファミリーマートは、ノンシュガーチョコレートを発売する。カカオ54%配合のベルギー産チョコレートを使用し、カカオ本来の香りやビターな味わいを楽しめるようにした。「アーモンドクランチチョコ」、「チョコレートラスク」、「珈琲ビーンズチョコ」の3種類で、価格はいずれも税抜198円。
ローソン
“個食”タイプの惣菜・冷食・デザート・おせちなど合計15品
<中部地区>岐阜県産食材使用のデザートとベーカリー
クリスマス・年末年始に楽しめる“冬アイス”
ローソンは、Withコロナの忘年会、クリスマス、正月に合わせた“個食”タイプの惣菜・冷凍食品・デザート・おせちなど合計15品を、12月8日から発売した。レンジアップするだけで本格的な味わいを楽しめる、リモート飲み会にぴったりな「まるっとジューシーからあげ」(税込390円)、「直火焼き牛タン角切ねぎ塩ダレ」(税込498円)などの惣菜・冷凍食品や、GODIVA監修の「Uchi Café×GODIVAショコラノエル」(税込1,500円)、「大きなもち食感モーモーロール」(税込480円)などのクリスマスや正月向けのデザート、有名店「野村佃煮」が監修した弁当サイズのおせち「京都野村おひとりさま用おせち」(税込1,980円)など合計15品。
また同社は12月15日から中部地区の店舗で、岐阜県立大垣養老高校の生徒と共同開発したデザート「ふわっと関牛乳シュー」(税込135円)とベーカリー「チョコチップクロンパン」(税込140円)を発売する。大垣養老高校との共同開発は今年で11年目。
12月8日からローソンは順次、GODIVA監修のベルギー産クーベルチョコレートを使用した「Uchi Café×GODIVAショコラアイスクリームロールケーキ」(税込380円)やピスタチオの風味が味わえる「ひとくちピスタチオ」(税込214円)など、家庭で過ごすクリスマスや年末年始に楽しめるオリジナルアイス合計4品を発売する。
ミニストップ
クリスマス前のパフェ2品
ミニストップは、果肉もソースも“とよのか”を100%使用した「とよのか練乳いちごパフェ」(税込375円)と、いちごを2倍使用した「たっぷりいちごパフェ」(税込559円)を12月1日から発売。ソフトクリームバニラと未加熱のいちごのフレッシュな果肉とソース、仕上げの練乳のコラボレーションが楽しめる。