サイゼリヤ、今期36億円の当期損失見込み 2期連続の赤字に

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サイゼリヤは10月14日、2021年8月期(今期)の連結業績について、当期損益が36億円の赤字になる見通しだと発表した。

[東京 14日 ロイター] – サイゼリヤは14日、2021年8月期(今期)の連結業績について、当期損益が36億円の赤字になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染症の終息が見通せず、厳しい状況が続くことから、2期連続の最終赤字となる。

今期も個人消費の低迷による景気後退の長期化が懸念されるほか、感染拡大の第2波で工場生産や物流が滞る可能性、米中関係悪化の長期化など、事業環境は不透明で、売上高は前年比6.4%増の1350億円を見込む半面、営業損益は10億円の赤字、当期損益も36億円の赤字を予想している。

サイゼリヤがこの日発表した2020年8月期連結決算は、売上高が前年比19%減の1268億円、営業損益が38億円の赤字(前期は95億円の黒字)、当期損益が34億円の赤字(同49億円の黒字)となった。

新型コロナウイルスの感染拡大で外食が敬遠されるなど、需要が減退したことに加え、人件費の高騰による労務費の上昇も響いた。特に国内は4月の緊急事態宣言に伴って、約300店で臨時休業および営業時間短縮を行ったほか、客席数を減少させたことから、売上高が大幅に減少した。

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