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富士フイルムHD、今期25%の営業減益に コロナ影響は徐々に回復

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8月13日、富士フイルムホールディングスは、2021年3月期の連結営業利益(米国基準)が前年比25.0%減の1400億円になりそうだと発表した。写真は2018年1月、都内で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 13日 ロイター] – 富士フイルムホールディングスは13日、2021年3月期の連結営業利益(米国基準)が前年比25.0%減の1400億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの影響は徐々に和らいでいくとみている。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は1791億円。

イメージング、ドキュメント、メディカルシステムなどの各事業を中心に、7―9月期以降もコロナ影響を見込むが、4―6月期を底として経済再開にあわせて期末に向け徐々に回復していく前提で計画した。昨年度実績、今年度の業績予想からコロナの影響や為替の影響、構造改革などの一時費用を除けば、前年比で増収・増益になるとしている。

年間配当予想は前年と同じく1株当たり95円。自社株買いはキャッシュフローを考慮し、株価の推移に応じて機動的に実施するとした。

20年4―6月期の営業利益は前年同期比45.1%減の203億円だった。新型コロナの営業利益への影響は240億円だった。全世界で感染拡大し、経済・消費が停滞し、業績に大きな影響が出た。投資有価証券評価益などを計上し、純利益は87.6%増の275億円だった。

イメージング、ドキュメント事業は業績に影響を受けたが、テレワークなどの広がりでタブレットPCなどの需要増で高機能材料、電子材料、バイオなどが売上を伸ばして下支えした。