ドラッグストア「ゲンキー」を展開するGenky DrugStores(福井県坂井市)は7月20日、2020年6月期の連結営業利益が前期比7.3%増の43億円になったと発表した。同社は夏物商品の販売不振や競争激化による値下げ販売の増加などから、今年1月に通期の営業利益予想を40億円から30億円に引き下げていたが、一転して増益となった。
昨年10月の消費増税後の節約志向に対応するため、ディスカウント路線を強化していたが、新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要の増加で、低価格路線が支持された。マスクなどの衛生用品の他、同社が注力している食品の売り上げが伸びた。
20年6月期の連結売上高は前期比19.0%増の1236億300万円となり、従来予想を66億円上回った。純利益は従来予想から6億円余り上振れし、2.2%増の27億円となった。