U.S.M.Hは5.2倍、ベルクは2.1倍、3〜5月期の営業利益、巣ごもり需要で大幅増

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要の増加で、食品スーパーの2020年3〜5月期決算では、大幅増益となる企業が相次いでいる。いずれも関東が地盤のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)の連結営業利益は前年同期比約5.2倍の77億円、ベルクは約2.1倍の42億円だった。

 U.S.M.H傘下の食品スーパー事業会社3社の3〜5月期の売上高は、マルエツが11.9%増の1010億円、カスミが8.3%増の708億円、マックスバリュ関東が14.6%増の123億円と好調だった。特売の自粛などで3社の粗利益率は0.8〜0.9ポイント改善し、大幅増益につながった。

 一方、ベルクは売上高に当たる連結営業収益が23.1%増の706億円、既存店売上高は18.3%増といずれも2ケタ増収となった。特に客単価が既存店ベースで14.1%増と大きく伸びた。

 新型コロナの今後の影響が読めないことから、両社とも21年2月期の連結業績予想は修正しなかった。通期の連結営業利益は、U.S.M.Hが6.9%増の100億円、ベルクが7.7%増の112億円を見込んでいる。

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