ソフトバンクG、マー氏が取締役退任へ 自社株買い5000億円も発表

ロイター
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アリババ・グループ・ホールディング創業者の馬雲(ジャック・マー)氏
5月18日、ソフトバンクグループは、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング創業者の馬雲(ジャック・マー)氏(写真)がソフトバンクグループの取締役を6月25日付で退任すると発表した。写真はパリで2019年5月撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[東京 18日 ロイター] – ソフトバンクグループ(SBG)は18日、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング創業者の馬雲(ジャック・マー)氏がソフトバンクグループの取締役を6月25日付で退任すると発表した。また、3月に示した自社株買いと資産売却の方針の一環として、取得価額5000億円を上限とする自社株買いも発表した。

マー氏は2007年からSBGの取締役を務めてきた。今回の退任は本人の意向という。アリババの会長職は19年に退いている。

後藤芳光専務執行役員CFOを取締役とする人事案も発表した。このほか、ベチャ―キャピタルを経営するリップブー・タン氏、早稲田大学大学院経営管理研究科教授の川本裕子氏を社外取締役候補とする。6月25日の株主総会で諮る。

現行の取締役会の構成は11人で、うち社外取締役は2人。人事案が総会で承認されれば、取締役13人でうち社外取締役が4人の体制となる。

また、発行済株式総数の6.70%にあたる1億3500万株、取得価額5000億円を上限とする自社株買いも発表した。取得期間は18日から21年3月31日。同社は3月23日に2兆円の自社株買いと4.5兆円の資産売却の方針を発表しており、その一環となる。

SBGは3月13日にも最大5000億円の自社株買い方針を示しており、計2.5兆円を計画している。先の5000億円の自社株買いは約半分を実施したと15日に発表しており、この枠の上限まで消化した後、新たに設ける今回の枠での取得を始める。取得枠は今後も随時、設定する方針。

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