食品スーパーのマルエツやカスミなどを傘下に持つユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は4月9日、2023年2月期までの3カ年の中期経営計画を発表した。本部スリム化などのコスト改革やデジタル改革などにより、23年2月期連結ベースで営業収益7390億円、営業利益130億円を目指す。
20年2月期の実績値は、営業収益が6916億円(前期比0.4%減)、営業利益が93億円(同20.8%減)だった。新中期経営計画の目標値は、営業収益が20年2月期比で6.9%増、営業利益が39.8%増となる。
各事業会社の本部機能の一部を持ち株会社であるU.S.M.Hに集約することで、事業会社本部のスリム化を進める。店舗ではセルフレジの導入を進めるなどして作業を効率化する。こうした改革で、3カ年で28億円のコストを削減する。
設備投資については新規出店投資を抑制して、既存店の活性化を進める。ITシステムなどデジタル関連の投資も強化する。
今回の中期経営計画をステップに、26年2月期には営業収益8300億円、営業利益200億円の水準を目指す。