ユニクロ柳井正社長「アジアの人々が最高の服を着られる時代にしていきたい」

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 齋藤綾奈
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2020年に向け東京に新店舗オープン

――サステナビリティについて、より具体的な取り組みが増えてきました。今、ファッション企業において、サステナビリティの必要性が高まっている理由を教えて下さい。

柳井 世界中でさまざまな問題があります。災害も多い。そういった中で、「われわれは、服屋としてどうあるべきか」ということを考えたときに「LifeWear」という“生活に密着した”“いつでもこの服があってよかった”という服を売っていきたいと思います。

 「日常生活のための服を着る」時代になったと感じています。そして、アジアの人々が(最高の)服を着られる時代になったのではないかと。私は、アジアの人々が最高の服を着られる時代にしていきたいと考えています。「LifeWear」はそういった考え方を示しています。

――2020年に東京五輪があり、サステナビリティの発信の場として重要になってきます。その場で、「LifeWear」のコンセプトやサステナビリティの考え方を発信するために、計画している取り組みはありますか。

柳井 いつも通りのことをいつも通りにやっていきます。幸いなことに、2020年夏季、2022年冬季開催の五輪で、スウェーデンの選手団にユニフォームを提供することになったので、そこでわれわれの服を発表したいと思っています。

 また、われわれのスポーツのグローバルアンバサダーと一緒に、それら品質の高い服を一般のみなさんにも提供したい。技術を生かし「LifeWear」をより高品質なものにしていきたいと考えています。まったく新しい特別な取り組みはないのですが、われわれは東京都内にかなり多くの店舗を出店しようと思っています。

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