週刊コンビニエンスストアニュース セコマが木材使用した店舗をオープン
北海道が2050年までに「ゼロカーボン北海道」の実現をめざすと宣言したことから、ローソンは道内で店舗外装や内装仕上げ材に道産木材を使用した店舗づくりを進めている。この取り組みが本格化すれば、2030年度の1店舗当たりの平均CO2排出量を、2013年対比で50%削減するという目標の達成に向けて大きく前進するに違いない。一方、北海道のセコマが、12月16日に柱や梁などの主要構造部に道産カラマツを使った店舗を初めてオープンした。道産以外の木材使用も含め、CO2の削減効果は13.8トンにもなるという。店舗への木材使用推進による、さらなるCO2の削減効果に期待したい(12月13~19日のニュースをまとめました)。
セブン-イレブン・ジャパン
弁当や総菜などの容器変更でCO2排出量削減
セブン-イレブン・ジャパンは12月13日に、北海道内の997店舗で、弁当や総菜などに使用する容器を、石油由来の素材を削減したものに変更する実証実験を行うことを発表した。今回、採用する容器は、石油由来のインクや着色料を使用しないため、製造工程などにおいて排出されるCO2を抑えることができる。北海道内で削減できるCO2の排出量は年間約40トンの見込み。
「セブンスマホレジ」導入店舗を拡大
12月15日からは、決済サービスの拡充による利便性向上をめざし、全国の51店舗に「セブンスマホレジ」の導入を順次拡大していく。「セブンスマホレジ」は、レジに並ぶことなく買物客のスマートフォンのみで決済を完了するため、「スピーディ」かつ「非接触・非対面」を実現できる。
また、店舗業務で大きな割合を占めるレジ業務の効率化が図れることから、ほかの業務に振り替えることもできる。これまで12店舗で実証実験を行ってきたが、さらなる利便性向上のため、実験店舗を拡大することにした。利用手順は、①スマホで専用アプリをダウンロード、②導入店舗でアプリを起動し、「入店QR」を読み取る、③購入する商品のバーコードを読み取る、④購入内容を確認して決済、⑤決済完了後、「退店QR」を読み取る、もしくは、スマホに表示されたQRを専用リーダーにかざす。
ファミリーマート
2年連続「日本で2番目に人気のチキン」に
ファミリーマートは12月14日に全国の15歳から69歳の男女500人にインターネット調査を実施し、ファミリーマートの看板商品「ファミチキ」をはじめとするチキン商品が、2年連続で「国内で人気のチキン」で2位を獲得したことを発表した。
「鯛」のだしを使ったポテトチップス
12月20日からは新商品「ポテトチップス至福の鯛だし塩味」(税込185円)を発売する。これまで、食材の選定や味つけにこだわり、ワンランク上のおいしさを追求したポテトチップスとして「至福の〇〇味」と題した数量限定商品をカルビーと共同開発してきた。その第4弾となる今回の新商品は、鯛のだしに着目し、風味やコク、旨味を存分に引き出し、隠し味に帆立エキスを加え、昆布や鰹節でさらに旨味を高めた。
ローソン
<近畿地区>「道頓堀今井監修 きつねそば」を発売
ローソンは12月13日に、昭和21年創業の老舗うどん店「道頓堀今井」(大阪市中央区)が監修した「きつねそば」(税込538円)を、近畿地区の店舗限定で発売した。昆布、さば、うるめをブレンドした専用だしを使い、「道頓堀今井」の人気メニューである「きつねそば」の味に近づけた。
ゴディバとコラボした新作スイーツ・パン
12月13日からはゴディバ監修のスイーツ・パン計4品を発売する。2017年6月から発売を開始したゴディバとの共同開発商品は計62商品で、シリーズ累計5000万個以上を販売した。
- 「クラシックショコラリース」(税込516円)
- 「マカロン(ショコラ&フランボワーズ)」(同549円)
- 「ショコラドーム」(同235円)
- 「ショコラボンボローニ」(同235円)
「販売期限切れ」商品の値引き販売実証実験
12月13日から1月31日の期間、東京都内の「ナチュラルローソン芝浦海岸通店」で食品ロスのさらなる削減に向けて「販売期限切れ」商品を値引き販売する実証実験を開始する。これまで約9割の店舗で販売期限内の商品の値引きを行ってきたが、「販売期限切れ」商品の値引き販売の実証実験は初の試み。実験結果を踏まえ、他店舗・他カテゴリーにも拡大できるか検証していく。
今回の実証実験では、消費期限内ではあるものの、通常店舗から撤去する「販売期限切れ」のデザート10品目を対象にした。販売期限切れ商品を店頭から撤去後、生鮮食品EC「クックパッドマート」の専用アプリに数量を登録して冷蔵保存。クックパッドマート会員から注文・決済が入り次第、店舗内に設置しているクックパッドマートの商品受け取り用生鮮宅配ボックス「マートステーション」に格納する。その後、注文者に「マートステーション」から受け取ってもらう仕組みだ。
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」シェフ監修の4品
12月20日には、人気イタリアン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務シェフが監修した4品を発売する。落合シェフによるオリジナル商品の監修は今回が初めて。
- 「生パスタ蟹のトマトクリーム」(税込697円)
- 「前菜4種盛合せ」(同697円)
- 「野菜を食べるミネストローネ」(同451円)
- 「8層仕立てのラザニア」(同599円)
連結子会社の株式上場申請を取り下げ
ローソンは12月12日、連結子会社の成城石井が9月9日に東京証券取引所へ行った株式上場申請について、上場申請を取り下げることを決議したことを発表した。株式市場の動向などを総合的に勘案した結果だ。引き続き、ポートフォリオ戦略に基づき、株式上場の選択肢を含め、成城石井の企業価値向上につながる最適な資本政策を多面的に検討していく。
ミニストップ
「豚骨と白菜の旨みあるピリ辛醤油ラーメン」
ミニストップは12月13日に「豚骨と白菜の旨みあるピリ辛醤油ラーメン」(税抜598円)を発売した。天理郵便局前でラーメン屋台を開業した「天理スタミナラーメン」が監修し、あっさりながらもコクと旨みの深いスープに、白菜の甘み、豚肉の旨みが加わることで、満足を感じられるラーメンに仕上げた。
「ずっしり!やみつきガーリック弁当」
12月13日には「ずっしり!やみつきガーリック弁当」(税抜598円)を発売した。ピラフ、チキン、ハンバーグ、パスタそれぞれにニンニクを効かせ、パンチのある味つけに仕上げた弁当だ。ピラフの上にバター風味のニンニク粒をトッピングして、よりガーリックの旨みを感じられるようにした。
「蜜いもキャラメリゼソフト」
また、12月16日に「蜜いもキャラメリゼソフト」(税抜390円)を発売。8月の発売から累計で100万食以上を販売した「台湾蜜いもソフト」に、カリッとした食感の黒糖キャラメリゼをトッピングした新商品だ。ソフトクリームバニラと温かい台湾蜜いも、黒糖キャラメリゼが合わさり、「温×冷」「カリッ」とした触感が楽しめる。
セコマ
道内の児童福祉施設・特別支援学校にプレゼント
セコマは12月22日、道内129カ所の児童福祉施設・特別支援学校を、社員がサンタに扮して訪問し、約4800人の子どもたちにオリジナルクリスマスケーキをプレゼントする。これは、2002年から始まり今年で21回目となる取り組みで、これまで1万1636個のクリスマスケーキを寄付した。今年は生クリームケーキ5号を約850個届ける。