家電量販店大手のケーズホールディングス(HD)は2月1日、2022年3月通期の連結業績予想を下方修正した。前期が巣ごもり需要で大幅な増益となっていたため、その反動が出たほか、エアコンなどの販売が不調だった。
売上高は前期比6.6%減の7400億円、経常利益は20.7%減の450億円、純利益は25.1%減の290億円となる見通し。それぞれ、320億円、40億円、30億円の下方修正となる。
21年7月、8月は天候不順でエアコンや冷蔵庫の販売が振るわなかったほか、11月と12月も東日本で気温が高めに推移したことからエアコンや暖房商品が低調だった。
同日発表した21年4〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比7.4%減の5615億円、経常利益が29.2%減の348億円、純利益が28.6%減の238億円だった。新型コロナウイルス感染症対策として折込チラシの自粛や一部店舗での営業時間短縮を継続したほか、春先には緊急事態宣言の発令にともなって一部店舗を臨時休業した。