[アムステルダム 12日 ロイター] – オランダの医療機器・ヘルスケア大手フィリップスは12日、第4・四半期について、中核利益が約40%減の6億5000万ユーロ(7億3925万ドル)となるとの見通しを示した。
電子部品の世界的な供給不足と人工呼吸器の大規模リコールを減益の理由に挙げた。
売上高は前年同期比10%減の49億ユーロ。部品不足や貨物輸送能力の不足、顧客の注文延期などが打撃となった。
売上高は自社予想を約3億5000万ユーロ下回った。2021年通年では1%の減収。従来は小幅増収を予想していた。
フィリップスは新たに2億2500万ユーロの引当金を計上したことを明らかにした。人工呼吸器のリコール対象が想定よりも広がったという。
同社は24日に第4・四半期と通年の決算を発表する。