データが存在しないニッチマーケットで効果検証をする方法とは

桂 幸一郎(エイトハンドレッド)
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 「データをしっかり分析しましょう」と唱えている本連載ですが、今回は異色のテーマとなる「データが存在しないニッチマーケットで効果検証をする方法」について、解説していきます。

 昨今、データが取りやすく集めやすくなっているのは間違いありません。その意味では今のビジネスパーソンは程度の差こそあれ以前よりデータを使いやすい環境の中で生きています。ところが、マーケットによっては信頼性のあるデータを獲得することが難しい場面もまだあります。「データがあることに慣れてしまっている」いわゆるデータ文明人が、データが限られた場所で仕事をするとどんなことが起こるでしょうか。残念ながら右往左往してしまいます。まさに、ひ弱な文明人そのものです。その環境でうまく立ち回るには、「野性の力を取り戻さなければならないのだ」と痛感しました。今回は、そんなお話です。

スーツの人が海岸に立つ
「データがあることに慣れてしまっている」データ文明人が、データが限られた場所で仕事をするには、野生の力を取り戻すしかない、今回はそんなお話(写真はイメージ Mikhail Spaskov/istock)

「効果検証」の前に「データを集めることが必要」

 先日、

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