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リアル店舗に求められる、”わざわざ出かける価値づくり”の手法とは

坂口 孝則(未来調達研究所)
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リアル施設イメージ
iStock/IGphotography

“リアル”な注目スポットが続々誕生

 今年7月に沖縄で開園予定のテーマパーク「ジャングリア沖縄」が各メディアで話題になっている。“自然体験型テーマパーク”を掲げ、60ヘクタールもの広大な敷地面積の中で、恐竜などをモチーフにした22のアトラクションを揃える。

 とくに、クルマに乗って巨大な恐竜T-REXから逃げる「ダイナソーサファリ」は、その想像を超えたスケールからすでに大きな注目を浴びている。

 東京で話題のイマーシブテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」と同様に、非日常を楽しめる空間としての期待値は高い。

 どれくらいの興奮を与えてくれるか、筆者もまずは行ってみたいと思う。もしかしたら、沖縄の旅行スタイルすらも変えてしまう存在になるかもしれない。

 もう1つ筆者が注目しているのが、東京・銀座にリニューアルオープンした「Ginza SonyPark」だ。有名アーティストの音楽イベントを頻繁に開催しているほか、食に関するアクティビティ・プログラムも実施する。

 ソニーはかつて一世を風ふう靡びした「ウォークマン」でどこでも音楽が楽しめる空間を創造したが、Ginza Sony Parkでは「ここでしか楽しめない音楽空間」をつくり上げたのだ。

 さらに、「高輪ゲートウェイシティ」の一部開業も3月27日に迫っている。すでにある「高輪ゲートウェイ」駅の周辺に商業施設、オフィスなどが集積し、さまざまなイベントも開催され、文化と商業が融合した新しい拠点になりそうだ。

 また、JR東日本のICカード「Suica」などを活用し、買物データを分析したうえで近隣住民の生活利便性向上も図るという。将来的には“空飛ぶクルマ”の発着場所もできるというから、近未来の街をいち早く体感できそうだ。

 こうしたスポットは、国内だけでなく

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