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節約志向が追い風、ロピアとトライアルが好調=2024年の小売業を振り返る

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 インフレを背景に消費者の節約志向が高まる中、低価格を強みとするスーパーマーケットやディスカウントストアが勢力を拡大している。

 その中でもとくに成長著しいのがロピアだ。地盤とする首都圏を越え、関西・九州・中部・東北にまで店舗網を広げる同社。24年3月には初のフランチャイズ店舗である「沖縄国際通り店」(沖縄県那覇市)をオープンし、沖縄進出も果たしている。

ロピア沖縄国際通り店外観
地盤とする首都圏を越え、関西・九州・中部・東北にまで店舗網を広げる(写真はロピア沖縄国際通り店)

 さらに、ロピアの親会社であるOICグループ(神奈川県)は、店舗閉鎖を進めるイトーヨーカ堂から北海道・東北・信越エリアの7 店舗を25 年3 月までに承継。9月には青森初出店となる「ロピア五所川原店」(青森県五所川原市)をオープンしている。

 トライアルホールディングス(福岡県)も業績を伸ばしている。主力のスーパーセンター(SuC)を中心とした全国での積極的な新規出店に加え、生鮮強化を軸とした既存店改装にも注力。本拠地である九州では、新たな小型フォーマット「TRIAL GO」の展開を進め、マルチフォーマットによるドミナントのさらなる深耕を図る。

 さらに同社は24 年3 月、東京証券取引所グロース市場に新規上場を果たしており、今後の成長戦略により注目が集まっている。

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記事執筆者

株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室では、日々の流通・小売業関連のニュースを配信するほか、メールニュースなどを通じてDCSオンラインユーザー様とのコミュニケーションを行っております。

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