リンガーハットが冷食無人直売所を続々出店!3年で冷食自販機1000台設置めざす事業戦略とは

中原 海渡 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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商品の購買動機を増やすために

 直売所の出店は、リンガーハットの冷凍食品の広告塔としての役割も果たしている。リンガーハットでは20年ほど前から家庭用向けの冷凍食品を展開しており、これまで通常店や小売店で扱ってきたものの、お客の認知は十分とは言えなかったという。直売店を出したことがニュースになり、結果的に冷凍食品の認知度を高まっているとのことだ。

 「冷凍食品という新たな需要にアプローチし、当社商品の購買動機を増やしたいと考えている。将来的に、自動販売機専用の冷凍食品を開発していく可能性もあるだろう」(同氏)

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記事執筆者

中原 海渡 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

神奈川県出身。新卒で不動産仲介業の営業職に就き、その後ライター/編集職に転身。

2022年10月に株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。ダイヤモンド・チェーンストアオンライン編集部記者として記事執筆・編集を行う。

趣味は音楽鑑賞(ポップス/ロック)と、最近はレコード&カセット収集。フィジカルメディアが好きで、本も電子書籍より実物派。

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