英バーバリー、CEOが21年末で退任 株価は一時10%安
[28日 ロイター] – 英高級品小売バーバリーは28日、マルコ・ゴベッティ最高経営責任者(CEO)が2021年末に退任すると発表した。これを受け、株価は序盤の取引で一時10%安となった。
ゴベッティ氏は「バーバリーが再び活気を取り戻し、力強い成長軌道をしっかりと歩んでいる今こそ、私が退任するのにふさわしい時期だと感じている」と述べた。
ジェラルド・マーフィー会長は「ゴベッティ氏の決断は残念だが、20年近く海外にいた彼がイタリアに帰国したいという意思を十分尊重する」と述べた。今後、後継者探しを開始するという。
イタリアの高級品メーカー、サルヴァトーレ・フェラガモは同日、ゴベッティ氏が契約上の義務を果たした後、ゴベッティ氏をできるだけ早く新たなCEOとして迎え入れると発表。これを受け、フェラガモ株価は一時2.3%上昇したが、ゴベッティ氏就任後の買収の可能性が低下したとの見方から下げに転じた。