AIカメラ50台!DCMホーマック初の“スマートホームセンター”、鳥取大通店を徹底解説!

阿部 幸治 (ダイヤモンド・チェーンストア編集長)
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最新のコロナ対策はカートとカゴのコーティング

 ③最新のコロナ対策では、全てのショッピングカート、カゴに約3年間効果が持続するウイルス・細菌を99%不活性化させるというコーティングを塗布。お客の不安感を取り除くとともに、毎日手作業でカートとカゴを拭いていた手間を省くねらいがある。

 ④は100円ショップのキャンドゥの導入で、同店でDCMホーマックとして22店舗目となった。一見カテゴリーはHCとかぶるため競合しているように見えるが、実際は、価格帯と商品の仕様も異なるため、実際は使い分けしているのだとDCMホーマックの担当者は語る。そのため、従来からHCと100円ショップを行き来するお客は多かった。同店のように100円ショップを取り込むことで、来店頻度も高まるので、HCにとってもキャンドゥにとっても相乗効果があるのだという。特にキャンドゥの場合は、他の100円ショップチェーンと異なり、売場面積100〜120坪とコンパクトな売場がもっとも高い効率を発揮する点も、DCMホーマックとしても導入しやすいのだという。

 

 このようにDCMホーマック鳥取大通店は、DCMホーマック最後の新店にふさわしい、新しいチャレンジとめざすべきHC像が明確になった店舗と言えるだろう。

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記事執筆者

阿部 幸治 / ダイヤモンド・チェーンストア編集長

マーケティング会社で商品リニューアルプランを担当後、現ダイヤモンド・リテイルメディア入社。2011年よりダイヤモンド・ホームセンター編集長。18年よりダイヤモンド・チェーンストア編集長(現任)。19年よりダイヤモンド・チェーンストアオンライン編集長を兼務。マーケティング、海外情報、業態別の戦略等に精通。座右の銘は「初めて見た小売店は、取材依頼する」。マサチューセッツ州立大学経営管理修士(MBA)。趣味はNBA鑑賞と筋トレ

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