キリン堂HD、ベインキャピタルと組んだMBOが成立、上場廃止へ

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ドラッグストアのキリン堂ホールディングス(HD)は10月27日、ベインキャピタルと組んで実施していたMBO(経営陣が参加する買収)が成立したと発表した。

 ドラッグストアのキリン堂ホールディングス(HD)は10月27日、ベインキャピタルと組んで実施していたMBO(経営陣が参加する買収)が成立したと発表した。これに伴って、キリン堂HDの株式は上場廃止となる予定だ。

 ベインキャピタルが新設した特定目的会社(SPC)が10月26日までTOB(株式公開買い付け)を実施していたが、キリン堂HDの発行済み株式の69.75%の応募があった。残りの株式は寺西忠幸会長や寺西豊彦社長ら創業一族が保有するが、SPCは全株式を取得する予定。その後、創業家がSPCの株式の一部を取得し、忠幸会長と豊彦社長がベインキャピタルと共同で経営にあたる。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う感染予防関連商品や食料品の需要増加でキリン堂HDの業績は堅調に推移しており、2021年2月期連結決算では、売上高が前期比2.1%増の1361億円、営業利益は42.6%増の39億円を見込んでいる。

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