アークランドサカモトとLIXILビバは6月9日、合併後の経営計画の概要を発表した。対等の精神に基づく統合により2021年度中にホールディング体制へ移行すること、10年後を目途に売上高5000億円、営業利益400億円(営業利益率8%)を目標とすることが発表された。統合後も店舗名は変えない。
20年2月期の売上高は、LIXILビバが1969億円、アークランドサカモトが1127億円。両社合計で売上高3096億円となり、2178億円の業界5位のナフコ(20年3月期)を抜く。
粗利益率に相当する売上総利益率は、両社を合わせると33.7%だが、営業利益率8%の目標値を達成するために36.7%まで高める。そのために、プライベートブランド(PB)の比率を高める。両社のPB商品数は約4万アイテムで19年度の売上高PB比率は、アークランドサカモトが約10%、LIXILビバが約26%だが、これを40%にまで高める。
店舗展開では、両社でエリア重複が少なく補完関係にある。店舗数は、アークランドサカモト38店、LIXILビバ100店、合計138店となる。展開エリアは27都道府県だが、今後はリージョナルではなく、ナショナルチェーンとして業界のリーディングカンパニーをめざすとした。