[東京 4日 ロイター] – 富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルムは4日、iPS細胞を用いて腎疾患の治療法の実用化を目指す再生医療ベンチャーのリジェネフロ(京都市)の第三者割当増資を引き受け、1億円を出資したと発表した。
リジェネフロは京都大学発の再生医療ベンチャーで、iPS細胞を用いた腎疾患の治療法確立を目的に設立され、iPS細胞からネフロン前駆細胞(腎臓のもとになる細胞)を安定的に作ることに成功した。富士フイルムは今回の出資により、リジェネフロが有する技術・ノウハウへのアクセスと連携強化によるビジネス拡大を図る。