[東京 22日 ロイター] – アイリスオーヤマ(仙台市)は22日、政府からの要請を受け、6月に稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を当初計画の月6000万枚から月1億5000万枚に増強すると発表した。
また、マスクで使用する不織布についても、中国からの供給に頼らず、同工場内に資材設備を導入し、内製化率を高める。
国内に製造拠点を回帰させるために政府が緊急経済対策に盛り込んだ「国内投資促進事業費補助金」を活用する。投資総額は約30億円で、7月に増強を行う。新規に100人を雇用する。
中国の大連工場と蘇州工場の2拠点での生産と合わせ、日本国内に月2億3000万枚を供給できる体制になるという。