物流不動産開発・運営大手の米プロロジスの日本法人は3月26日、神奈川県海老名市で食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地専用の物流施設「プロロジスパーク海老名2」を着工したと発表した。
プロロジスパーク海老名2は4階建てで、計画延床面積は約3万8000平方メートル。10℃帯の冷蔵倉庫として開発され、一部に冷凍設備も設ける予定。オイシックス・ラ・大地の宅配サービス「Oisix」の専用施設となり、全国の契約農家から入荷した野菜や生鮮食品を同施設に集約し、地域別に出荷するための準備拠点とする。
プロロジスによれば、冷凍・冷蔵倉庫は賃貸型が少なく、自社所有による開発が主流。賃貸型の場合は、汎用性を重視して常温倉庫をベースに冷蔵設備を導入する方法が一般的だが、入居企業のコスト負担が増加するのが課題だった。プロロジスでは当初から冷蔵倉庫として開発することで、入居企業の負担を軽減したという。