3年でV字回復! キッチン用品専門店「212 KITCHEN STORE」再成長のワケ
キッチンコンシェルジュの育成とEC強化で売上拡大をめざす

ワールドグループでは近年、BtoCの事業領域をファッション領域からライフスタイル領域へと拡大させている。そのような中、212キッチンストアの売上は約60億円。これはワールドのライフスタイル事業売上の3割近くをも占める。
「今後、新規店舗は広域商圏を中心に年間4〜5店の出店を計画しており、中期的に売上80億の達成を目指している」という。
今後は、キッチンコンシェルジュの育成に注力するとし、研修、現場体験などを通じて、より接客の質を高めていく考えだ。
「定価販売体質への転換を実現できたのは、キッチンの専門家としてプライドを持って働いてくれている従業員の力があったから。とくに、店頭で接客にあたるスタッフが商品を実際に体感し、商品に込められた作り手の想いを知ることで、目の前のお客さまにリアリティを持って伝えることができると考えている。今後はメーカー協力のもと勉強会や工場見学などを積極的に取り入れて、人材育成に力を入れていきたい」(木津氏)
また、現在2%未満のEC比率を3年以内に10%まで引き上げることも目標に据える。
「ブランドサイトの充実を図りながら、例えば料理研究家として活躍するインフルエンサーとのコラボでライブ配信を行うなどの取り組みを進めていく」(木津氏)
ブランドの認知度という意味では、現時点では課題も残る。





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