3年でV字回復! キッチン用品専門店「212 KITCHEN STORE」再成長のワケ
人気キャラやメーカーとのコラボをきっかけに新規顧客層に訴求

ただ巷には、安価なキッチングッズも多く存在する。差別化するのはそう簡単ではないはずだが、意外にも212キッチンストアの「道具中心でキッチンに特化した専門店」と類似したブランドは意外に少なく、その希少なポジションの持つ優位性は大きい。大手食品メーカーを中心にコラボレーションの打診が多数入ってくるのだという。
「おかげさまで、コラボの話をかなりの件数いただいている。その中から、212キッチンストアと最もシナジーが生まれそうな案件を選んで展開させてもらっている」(木津氏)
直近では、スター・ウォーズとのコラボによる限定アイテム(マグ、ランチボックス、エプロンなど)が話題となったほか、オリオンビール、タバスコといった食品メーカーとのコラボ商品も展開中だ。
「ゴールデンウィークに合わせて開催したスター・ウォーズとのコラボは予想以上に大きな反響があった。イベント後も客数、客単価ともに上がり、おかげさまで売上が堅調に推移している状況にある。では、何が売れているのか?というと、コラボ商品に加え、鍋やフライパンなどの定番商品。コラボをきっかけに、我々が自信をもって買っていただきたい定番商品の魅力が、新しいお客さまに伝わっている表れだと考えている」(木津氏)





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