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<第3四半期決算>連結累計は増収も減益
25年3月期第3四半期決算(連結24年4月1日~12月31日)は、売上高が対前年同期比4.0%増の2111億円、営業利益が同9.0%減の92億円、経常利益が同8.7%減の94億円となり、営業・経常利益は前年を下回る結果となった。第3四半期連結累計期間におけるスーパーマーケット事業の経営成績は、売上高が同4.0%増の2107億2100万円、営業利益は同7.2%減の90億3900万円。
売上高については、青果・精肉相場の高騰、水産の主力魚種漁獲高減少による高値推移の影響により、生鮮品全般の価格が上昇。また、原料原価高騰に対応した販売価格設定による1品単価の上昇や買上点数の減少はあったものの、普段使いの商品を中心にESLP(Everyday Same Low Price)を推進し、客数は前年同期に比べて増加。近年の新規出店や既存店が堅調に推移したことも後押しし、第3四半期として過去最高の売上高を達成した。
一方、利益については、原料原価の上昇、競合他社の動向や値上げ基調を踏まえた低値入の売価政策によって、連結ベースの売上総利益率は29.05%となり、0.29ポイント低下。売上総利益は17億6100万円増となったが、前向きな賃上げ実施と社会保険料の負担増加、減価償却費やキャッシュレス決済増加に伴う支払手数料の増加などで、販売費及び一般管理費は26億7500万円増加し、営業利益を9億1300万円減らすこととなった。
25年3月期の連結業績については、売上高で同3.6%増の2800億円、営業利益で同2.7%増の121億円、経常利益で同1.4%増の125億円、純利益で同0.8%増の75億円を見込み、本決算では増収増益を達成する模様。
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<第3四半期決算>挽回で減益幅が縮小
25年3月期第3四半期決算(連結24年4月1日~12月31日)は、営業収益が対前年同期比0.3%増の740億6900万円、営業利益が同10.8%減の16億4000万円、経常利益が同9.1%減の20億6000万円と微増収・減益となった。
第3四半期(24年10月~12月)については、既存店売上が同1.6%増と堅調に推移。また、改装によって店舗の収益が向上し、営業収益は同1.5%増の257億400万円と増収を達成した。利益面では、高利益商品の販売拡大やプロセスセンターの原価改善によって売上総利益率が0.9ポイント改善。店舗の生産性向上や新物流センターの稼働に伴うコスト削減など各種改善施策が奏功し、営業利益は同19.5%増の8億3800万円、経常利益は同17.3%増の9億9800万円となり、中間期までの減益幅を縮めた。
第3四半期連結累計期間(24年4月~12月)については、建替えに伴う一時閉店や改装に伴う休業の影響があったものの、前期新店(1店舗)の通期化や既存店舗の増収(同1.3%増)もあって、営業収益は微増ながらも増収を達成。利益面では、高利益商品であるプライベートブランド(PB)商品などの販売拡大とプロセスセンターの原価改善によって売上総利益率は0.7ポイント改善して30.47%と高まったが、賃金増など人的資本への積極的な投資の影響などにより、営業利益を1億9800万円減らした。
25年3月期の連結業績については、営業収益で同1.7%増の994億2900万円、営業利益で同3.0%増の22億600万円、経常利益で同1.1%増の27億円、純利益で同10.3%増の17億400万円を見込み、増収増益を達成する模様。
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